夫がこのブログを読んで、「青なじみとくれば次は『みどる』と『なりる』でしょ。あとはお雑煮の話もはずせない」と言っていたので、まずは「みどる」と「なりる」から。どちらもこのあたりで使う言葉。
「みどる」と言うのは、漢字で書くと、たぶん「身取る」。魚を食べるときに、骨をよけて身を取ることを言う。こどもに「鮭をみどってあげるね」というように使う。この動作を表す言葉って、標準語では特にないんじゃないかな?これは便利な言葉だと思い、私も今では使っている。ちなみにここは海に近く、夫は小さい頃から魚をよく食べていたので、みどるのが上手だ。大のカニ好きである夫は、カニを食べるのもとても上手。でもカニの場合、「みどる」とは言わないんだって。カニはこの辺では捕れないから? そして「なりる」。これは木の実などが「なる」のこと。「トマトがなりてる」とか「今年は柚子がなりない」とか、そんなふうに使う。これはどうも違和感があって、私はいまだに使えないでいる。だからって「なる」と言うのも、ちょっと遠慮してしまうし、ひょっとして通じないかもとも思うし(そんなわけないけど)、適当な言葉を使ってごまかしている。「トマトが赤くなったね」とか。 ところが!こどもたちは普通に当たり前に「なりる」と言っているのだ。う~ん、ちょっと孤独・・・。 で、気になるのは、学校では五段活用とか教えるときに、「なりる」はどうするんだろう?ということ。普通の「なる」は五段活用だけど、「なりる」だとら行変格活用???夫は「なりる」が方言だって知らなかったし、学校でやったかどうか覚えていないので、こどもたちが学校へ行くときまで、その答えはおあずけだ。
by roki204
| 2006-02-09 16:07
| 千葉のあれこれ
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