お彼岸なのでお墓参りに行った。お墓参りのことでも、私の実家とはかなり違うのではじめは驚いた。
そもそも私の実家では諸事情によりお墓参りをしていない。小さい頃に何度か行っただけだ。だから私はお彼岸やお盆にお墓参りをするという習慣がいまだに身についていなくて、夫の弟が帰ってくると言われても、誰の誕生日でもないのになんでだろう?と思ってしまう。夫の祖母はご先祖様を大切にしない嫁だと嘆いているかもしれない。ごめんね、おばあちゃん。大切に思っていないわけではないんだけど、ついつい忘れちゃうの。 お彼岸などにお墓参りに行くというのはたぶん多数派だろうと思ったけれど、驚いたのはお墓のある場所。実家のお墓はお寺にあった。お墓というのはそういうものだと思っていたんだけれど、このあたりでは田んぼや畑が広がっているところや道端に、突然、ある。お寺はないし、塀で囲まれていたりもしない。集落ごとの共同墓地なので、家から歩いても10分くらいで行ける。私が普通だと思っていたお墓のイメージと比べると、とても開放的なところがいいなあと思って、こどもとのお散歩コースに入れていたこともあった。 それからお参りのやり方。実家では、墓石に水をかけて、花と、束になったお線香をあげていた。ここでは墓石に水はかけない。お線香も束のままあげたりしない。うちの分だけでお墓が10以上もあるからかもしれないけれど、2、3本ずつあげていく。花もそれぞれにあげる。それとお米。半紙に包んでお米を持って行き、ぱらぱらっとあげていくのだ。その半紙は細長くちぎって、塔婆に結びつける。 うちのこどもたちはお墓参りが大好きだけれど、それはたぶんお米をあげるのと花に水をやるのがおもしろいからだと思う。私も今でも全然違うなあ、おもしろいなあと思うので、お墓参りはけっこう好き。でもお線香は苦手。煙に弱いので、すぐに咳き込んでしまう。それに、それぞれが20~30本ずつくらい持って、順番にあげていくんだけど、風が強いとすぐにぼっと火がついてしまうのだ。扇形に広げて持てば大丈夫だと、みんなはうまくやっているんだけど、私のお線香だけがぼっ! 昨日は風がなかったからぼっとならずにすんだけど、あと何年かしたらうまくなるのかなあ。 こういうやり方って地方ごとに違うのだろうか。それとも、同じ仏教でも宗派ごとに違うのだろうか。 そういえば、こないだ車を運転していて信号待ちをしていたら、すぐわきにお墓があって、供えられていた花をヒヨドリが食べていた。花を食べるなんて風流なヒヨドリだなと私は思ったけれど、おばあちゃんだったらどう思うだろう? 仏様へのお供えの花を食べるなんて、と怒るかな。仏様がヒヨドリにおすそ分けしていると思うかな。おばあちゃんには直接聞きづらいから、夫に聞いてみようかな。 ■
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by roki204
| 2006-03-22 08:34
| 千葉のあれこれ
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