シロメイ・ワインのお店

長い九十九里浜の真ん中あたりからちょっと内陸に入ったところ、山武市成東にクラシックワイン有限会社という会社がある。
門から入ると大きな倉庫があって、その1階に小さな販売店があるだけ。あまり目立たず、たぶんあまり知られていないんじゃないかと思われる会社だけれど、実は「オーストラリア産のシロメイ・ワインの日本国内唯一の独占輸入・販売業者」なのだ。
でも、ここでの販売はほんのついでにやっているという程度らしく、営業時間は平日の10時から16時という、役所よりもひどい商売っ気のなさ(笑)。ネットでも買えるのでそちらを利用するほうが便利なのだろうが、私はここで買うのが好きで、休みが取れたときなど機会を見つけては行っている。
お店は営業時間でも店員さんはいなくて、ドアには鍵がかかっている。インターホンで呼び出すと、すぐに女性の店員さんが1人か2人出てきてドアを開けてくれる。小さい店内に並べられているのは10種類くらいだが、それでもやっぱり迷ってしまう。

「今日はどういうものをお探しですか?」

声をかけてくれるので、赤で重ためのがいいんだけどおすすめはあるかなどと聞くと、

「そうですね~、これなんかおいしいですよ。私たちはこれが好きなのよね」

なんて教えてくれる。そして、

「ちょっと待ってくださいね。もっと詳しい人を呼んでくるから」

となる。
前に行ったときに出てきた「詳しい人」は女性だった。どんな味が好みか、普段はどこの国のワインを飲んでいるのかなどを答えると、おすすめワインを教えてくれた。それがすごくおいしくて、また同じワインを買いに行ってしまったほど好みにぴったり合っていたのだから、たいしたものだと思う。
そして今回の「詳しい人」は若い男性。すっきり辛口の白がいいと言うと、それならシャルドネがいいとのアドバイス。ちょうどセールでお安くなっていますと女性店員さん。なんと1000円。

「えっ、1000円!?なんでこれが!?売れ残りの在庫処分だから?これ、絶対お買い得ですよ」

と「詳しい人」に言われて、買わないわけにはいかない。さらに彼は

「このカベルネ・ソーヴィニヨンもいいですよ。安くなってるし」

と言い、私が夫の好きなブドウだと言い終わらないうちに、「じゃあこれも」をレジに置いてしまった。
なんかこのノリ、“輸入ワインの販売店”ということからイメージするような気取ったところが全然なくて、まるで直売所で農家のおじちゃん・おばちゃんから野菜を買ってるみたいなのよね。このやりとりが楽しくて、ネットは使わず、直接買いにいくことにしている。もちろん、おしいというのも重要なポイント。
平日の昼間、成東に行く機会のある人はあんまりいないと思うけれど、おすすめのお店です。
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by roki204 | 2009-07-25 22:32 | 千葉のあれこれ
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