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ピーターラビット

小さい頃、大好きだった絵本の一つがピーターラビット。自分で持っていた絵本は数冊だけだったけれど、とても好きだった。文房具もピーターラビットのものを揃えていた時期があったし、友達からもらったウェッジウッドのマグカップはお気に入りだった(残念ながら割れてしまったけれど)。
なので、イギリスを旅したときは、当然のことながらピーター・ラビットの作者ビアトリクス・ポターが暮らした湖水地方にも行った。
湖水地方へ行き、美しい景色や古くて趣のある家などを見たとき、絵本の世界そのままだと思った。でも、本当は反対で、ポターは自分が愛した風景、大好きだった動物たちを絵本の中に描き写したのだ。そして、ポターはそれを絵本の中だけでなく、実際に残したい、ずっとこのままで保ちたいと思い、絵本の収入で多くの土地を買った。今でもナショナル・トラストが保存しているおかげで、変わらない風景を見ることができる。
ポターが描く動物は、服を着ていたり、カゴを持って買い物に出かけたり、擬人化されている。けれど、動物たちをじっくりと観察して描いていたスケッチがもとになっているだけあって、姿かたちやしぐさなど、写実的でもある。そのせいもあって、絵本で見たのと同じ風景を実際に見ていたら、今にもピーターやその仲間たちが庭の花の陰や石垣の向こうから飛び出してくるんじゃないかという気がしてきて、ピーターラビットの世界が活き活きとしたリアリティのあるものに感じられた。

少し前に私の実家に帰ったとき、こどもたちはピーターラビットの絵本を見つけ、家に持って帰ってきた。寝る前の読み聞かせの時間に読んでくれというので、私も久しぶりに読むことになった。
読んであげながら、「きゅうりのなえどこ」や「きゃべつのなえ」、「れーき」などの言葉に、くすっと笑ってしまう。小さい頃の私は、「なえどこ」で種を蒔いて育てた苗を植えつけるなんてこと、知らなかった。「きゃべつのなえ」もイメージできなかったし、「れーき」もなんだかわからなかった。わからないまま、読んでいた。でも、今の私なら知っているし、こどもたちも知っている。じいじが畑でやっているのを実際に見て、一緒にやってもいるのだから。
それに、畑仕事のことだけじゃなく、畑に入ってきて野菜を食べてしまったピーターを「れーきをふりふり、『どろぼうだ、どろぼうだ!』とどなりながら、おいかけて」きたマクレガーさんって、そのまんまうちのじいじだよ、と気がついて、ほんとに可笑しくなってしまった。
数年前、このあたりに野良ウサギが住みついてしまったことがあったのだ。畑の野菜を食い荒らしてしまっていたので、じいじやばあばはとっつかまえようと追い掛け回していたけれど、全然捕まらなくて「困ったウサギだ!」と怒っていたのだ。まあ、怒っていたと言っても、さすがにマクレガーさんのおくさんのように「にくのパイ」にしたりはしなかったけれど。(ウサギを見かけなくなったとき、私はじいじが捕まえて食べちゃったんじゃないかとちょっと心配だったが、同じように困っていた近所の人が捕まえてどこかの空き地に放してきたそうだ。)
じいじのおかげで、ここ千葉でも、湖水地方に行ったときとは別な形でピーターラビットの世界を活き活きとしたリアルなものとして感じることができた。当時まだ小さかったり産まれていたなかったりでウサギ事件を知らないこどもたちにも話してあげたので、きっと同じように感じているんだろうな。いつかみんなでヒル・トップにも行けたらいいね。
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by roki204 | 2009-02-27 01:20 | 千葉のあれこれ

チャイルドシート

車に乗るとき、だいぶ背が伸びてきたのでジュニアシートを使わなくなったこども1号も、ジュニアシートを使っている2号も、自分で着脱できる。ごついチャイルドシートを使っている3号だけは、自分でベルトをはずすことができない。こどもが自分ではずせるようでは危険だから当たり前だ。
車を停めると、1号も2号もさっさとベルトをはずして降りてしまう。3号だけが「はずして~!」とジタバタ。前に座っている私が行ってはずすまで待っていればいいことなのだが、お姉ちゃんたち2人が先に降りてしまうのが嫌なのだろう。「2号ちゃん、はずして!」と無茶なことを言う。
2号にだって、もちろんはずせないのだが、3号は納得しない。なので、2号もできないことはわかっていながらやってみせる。そのやり方というのが…

(;`皿´) ふんにゅくにゅくにゅくにゅく

と、すごい形相と奇妙な掛け声で、力いっぱいベルトのボタンを押す、というもの。そして、「あ~あ、やっぱりはずせないねえ」とニッコリ。
3号はこれがすっかり気に入ってしまい、最近では車を停めると「はずして」ではなく、

「ふんにゅくにゅく、やって~」

と2号に頼んでいる。
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by roki204 | 2009-02-23 23:02 | こどもたち

こどもたちから見たママ

こども2号に褒められた。

「ママって、しっかりしてるよね」

誰かが悪いことをして怒らなくちゃならないときはちゃんと怒るから、というのがその理由。
へー、そんなふうに思ってたのか。
こどもに言ってもらえる褒め言葉としてはどうなんだろうかと少々疑問を感じるが、褒めてくれているのだから喜んでおこう。


こども1号がプリキュアの話をしていた。今度のプリキュアの敵はラビリンス。なので、「ラビリンスってどういう意味か知ってる?」と聞いてみた。

「あー、話長くなるからいいよ」

と軽くあしらわれた。
ほー、そんなふうに思ってたのか。

・・・・・・これからも長~い長~い話をしてやる(`ε´)
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by roki204 | 2009-02-17 00:09 | こどもたち

松前漬とジャガイモ

こどもたちと一緒に種を蒔いて育てた大根、タクアンにするはずだったけれど切干大根に変更したところ、じいじが毎日外に出したり、中にしまったり、ちゃんと干しておいてくれたので、10日ほどで上手い具合にできあがった。
そして、夫のリクエストに応えて松前漬を作った。
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あんまり食べたことがないので、出来上がりがこれでいいのかよくわからないのだが、けっこうおいしくできている。こどもたちは大喜びでパクパク食べていた。
ところが、肝心の夫に感想を聞くと、
「まあまあ」
「まあまあ」?三段階手作りの松前漬だっていうのに、「まあまあ」だと?(-゛-メ)
ネットで探したレシピを見て作ったのだが、漬け汁が少ないのが夫の好みじゃなかったのだ。なので少し漬け汁を足したら、お気に召したらしい。時間がたって、だんだん味がしみ込んできたのもよかったみたい。
大根や人参を刻むのは大変だけど、切ってしまえばあとは混ぜて漬けるだけで、意外と簡単。何よりみんなが喜んでたくさん食べてくれるのが嬉しいので、また作ろうっと。

2月とは思えないほど暖かかった昨日は、ジャガイモを植えた。
おばあちゃんに聞くと、男爵はおいしいけど弱い、1種類ではなく2種類以上やったほうがいいとのことだったので、メークインとキタアカリを1キロずつにした。
種イモを包丁で切ったのはこども1号と2号。半分にと言ってもうまくいかず、大きさがバラバラだったけれど、まあ大丈夫だろう。
切り口には灰をつけた。雑菌が入って腐るのを防ぐのだそうだ。餅つきをしたときにもち米を蒸したかまどに残っているはずの灰をつけようと思ったら、ばあばが掃除をしてしまっていて少ししかなかったので、わらか何かをじいじが燃やして灰を作った。
30センチほどの間隔で種イモを並べていったのもこどもたち。3号も一緒にやっていた。
こどもたちも私もジャガイモ大好きなので、収穫が楽しみ♪ 揚げ物はおっかないし、油の処理が面倒なのでやらないのだけれど、このジャガイモができたらフライドポテトにも挑戦してみようかな。
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by roki204 | 2009-02-16 01:02 |

保育園中退?

ディズニーランドへ行った帰りの車の中で、こども2号がおじいちゃんとおばあちゃんの家はこの近くなんだよねと言い出した。私の実家からディズニーランドまでは車で15分くらいで行けるのだ。

「おじいちゃんとおばあちゃんのうちに住むことにしたいなあ。保育園はやめることにして」

でも3月の保育園の発表会には出たいんじゃないの?

「じゃあ、発表会が終わったら」

4月に年長さんになってからも楽しいことあると思うよ。ピアニカも始めるし。

「う~ん、ピアニカは面倒だからやらなくていい」

数日後、あらためて聞いてみると、

「だってディズニーランドに泊まっても、あんまり早く起きたらディズニーランドで働いているお姉さんたちがまだ起きてないでしょ。おじいちゃんとおばあちゃんちだったら、早く起きてもディズニーランドに着く頃にはお姉さんたちも起きてるでしょ。保育園は遠すぎて遅れちゃうと思うからやめることにするの」

今度は1号も「年長になるとお昼寝しないで遊んでられるよ」などと言ったのだが、いまいち魅力を感じていないみたい。すると、

「1号だって1回も保育園やめなかったんだから」

と妙な説得を始めた1号。
そういえば、1号は行きたくないってぐずることが多かったけれど、頑張って6年間通ったよね・・・なんて感慨にひたりそうになってしまったが、そんなことより、保育園をやめても、近くに住んでも、ディズニーランドなんてそうしょっちゅう行けるもんじゃないってことに気づいてください。
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by roki204 | 2009-02-16 00:53 | こども2号

もしもし

夜、家の電話が鳴った。もしもし、と出たのだが、相手は無言。もう一度、もしもしと言うと、

「もしもし」

かわいらしい、小さい子どもの声。
一瞬、甥っ子かなと思ったけれど、声も話し方もちょっと違う。もっとなじみのある声だ。
えーっと、誰だっけ?と考えながら前を見ると、こども3号と目が合った。
にっこり笑った3号は、私の携帯を持って「もしもし」と言っていた。
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by roki204 | 2009-02-10 23:34 | こども3号

チェ

ゲバラを描いた映画「チェ 28歳の革命」と「チェ 39歳 別れの手紙」を観た。
キューバ革命をカストロとともに成功へと導いた英雄として、今でも熱狂的な支持を受けるゲバラ。でも、この映画では、エピソードを一つ一つ積み重ねることでゲバラがどんな人だったのかを描いたのであって、何を成し遂げたかを描いてことさらにスーパーヒーローとして祭り上げようとはしていない。時間の都合で、ボリビアでの失敗をビスタサイズでドキュメンタリー風に撮った「39歳…」を先に観たせいで、余計にそう感じる。
前の記事に書いた『ヒットラーのむすめ』を読んだ翌日だったので、マークの疑問に対する、これが答えの一つなのかもしれないなんてことを考えながら観た。
「かもしれない」などと言っているのは、革命を成功させるためには武装闘争が必要だという考えに諸手を挙げて賛成する気になれないからだ。政府による暴力に対する正当防衛であり、
現実的にはそういうやり方を選ぶしかなかったのだとしても。
それでもゲバラに惹かれるのは、根底には人々に対する愛があるからだろう。映画の中でも出てきた

ほんとうの革命家は、大いなる愛情に導かれている。
愛のない本物の革命家なんて、考えられない。

という言葉。そして、子どもたちへの最後の手紙。

世界のどこかで誰かが不正な目にあっているとき、
いたみを感じることができるようになりなさい。
これが革命家において、最も美しい資質です。

私は革命家にはなれないが、この美しい資質は持てるようになりたいと思う。

ところで、「39歳…」では、私の好きなマット・デイモンがカメオ出演していた。そして、モンヘ役はルー・ダイアモンド・フィリップス。「戦火の勇気」で共演したこの2人、どちらも印象に残るいい演技をしていたっけ。その後フィリップスは全然見かけなかったけど、ちゃんと仕事していたんだなあとちょっと嬉しくなってしまった。まあ、余計なお世話だろうけど。
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by roki204 | 2009-02-10 23:31 | 本や映画

『ヒットラーのむすめ』

『ヒットラーのむすめ』(ジャッキー・フレンチ作、さくまゆみこ訳、鈴木出)という本を読んだ。

マークたちは、雨の日はスクールバスが来るのを待つ間、いつもお話ゲームをしている。みんながあれこれ口出しするのを取り入れながら、アンナがお話を作り、みんなに話して聞かせるのだ。ある雨の日、アンナが話し始めたのはヒットラーのむすめハイジのお話。ただの空想のお話、本当にヒットラーにむすめがいたわけじゃない、と思いながらもそのお話にぐいぐいと引き込まれていくマーク。
ハイジは父親が悪いことをしていたのだからやめさせるべきだったんじゃないか。
でも、もし自分の父親が悪いことをしていたら、自分はやめさせられるのか?
親が信じていることが本当に正しいのかどうか、自分にわかるだろうか?
親が間違ったことをしたら、子どもにも責任があるのか?
みんなが間違ったことを正しいと信じてしまっていたら、自分はどうすればいい?
考えているうちに、マークは気づくのだ。虐殺も戦争も遠い昔、遠い国の自分に関係ない出来事ではなく、今も世界のどこかで虐げられている人々がいることを。

児童文学でありながら、読み進めていくうちに私もマークと一緒に考えさせられてしまった。それと同時に、親としての自分は、マークやハイジ、アンナの気持ちを考えると胸が痛む。
どうするべきか、というマークの疑問にはっきりこれが正解という答えが書かれているわけではない。でも、こどもたちがもう少し大きくなったら、この本を読んでほしい。そのときには、マークの両親のようにこどもたちをがっかりさせてしまわないように、一緒に考えることができたらいいと思う。
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by roki204 | 2009-02-08 02:06 | 本や映画

こども1号の得意科目

算数では少々てこずっていたこども1号だが、近頃は順調だ。テストも宿題プリントもたいていは全部できている。「20円と30円でいくらか」というような問題もあり、ちゃんと正解していた。授業では算数セットのお金を使って勉強をすることもあるそうだ。これまで「ちびまる子ちゃんのようにお小遣いがほしい」と言われても、お金の計算ができないうちはダメと言っていたのだが、もうそろそろお小遣いで自分で買い物をするという練習を始めてもいいのかもしれない。
「ママ、こないだお店ですごいおもちゃを見たんだよ!525円もするの!!」
という1号の健全な金銭感覚を大事にしながら、少しずつやってみようかな。

国語では、漢字が好きで得意なようだ。1年生では80の漢字を習う。その80字全部が問題になっているプリントがあったのだが、すらすらと書いていた。先生に出す前にうちの人に見てもらうことになっているというので、見てみた。どれどれ・・・
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「ふみきりの男」?!( ゜з゜):;*.':;
「男」じゃなくて「音」でしょ!と指摘すると、本人も大笑い。ずいぶん気に入ったようで、2号に「ねえねえ、『踏み切り男』って知ってる?」なんて聞いたりもしていた。

そんな1号が好きな科目は図工。授業参観で観ていたときも、周りの子たちが迷ったり、ふざけたり、なかなか進まないなかで、一人もくもくと折り紙を魚の形に切り抜いていた。水色で10匹くらい作ったら、次は赤。その日は途中までしかできなかったが、満足そうな顔をしていた。
家でもしょっちゅう何かをチョキチョキ切ったり貼ったりして作っている。何かを参考に作ることもあるが、自分で思いついたものを工夫して作っていることも多い。空き箱のポストや自動販売機、牛乳パックのバッグ・・・。犬のぬいぐるみの家を作ったときには2階建てにしていたりもして、どうしてそんなことを思いつくのだろうと感心してしまう。
なかなかおもしろいものを作るので、こういうところは大切にしてやりたい。余計な口出しをして1号のオリジナリティがなくなってしまうのもつまらない。なので、いつも好きにやらせていた。
ところが、ほったらかしにしすぎてとんでもないことになってしまった。3号がハサミで指を切ってしまったのだ。1号と2号が工作しているのを見て3号もやりたがっていたのだが、ついつい「後でね」なんて言って目を放した隙に、出しっぱなしになっていたハサミを使っていたのだ。
3号はあまり痛がらず、泣きもしなかったので、こちらも落ち着いて対処できてよかったのだけれど、傷はけっこう深かった。2号は心配して「大丈夫?」と半べそ。1号はハサミを片付けなかった自分も悪かったと少々責任を感じたらしい。3号に手紙を書いていた。

3号へ
3号ゆびたいじょうぶ
はさみこんときれないやつでいっしょにれんしゅうしようね。
はやくなおるといいね。
1号より

「きれないはさみ」とはプラスチックのおもちゃのハサミ。1号も今の3号くらいの頃に私の母が買ってくれたおもちゃのハサミで練習しているうちに上手に切れるようになったのだ。
「大丈夫」が「たいじょうぶ」、「今度」が「こんと」になっているが、1号の気持ちは十分3号に伝わっただろう。
工作の得意な1号が教えてあげたら、3号もすぐに上手になるね。そして、早く一緒にいろいろなものを作って遊べるようになるといいね。
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by roki204 | 2009-02-08 02:02 | こども1号

中野さん

夜、電気を消して、布団に入ってから、こども3号が言った。

「ママ、『中野さん』になって。3号は『おばあちゃん』ね。1号ちゃんは『お父さん』で、2号ちゃんは『おじいちゃん』。お父さんは・・・『まる子のお姉ちゃん』!」

何それー?と1号が笑い出したところで、さあさあ、もう遅いんだからおしゃべりはやめて寝なさいと言って終わりにしてしまったのだが、妙な配役で主役不在のちびまる子ちゃんごっこ、やってみたらおもしろかったかもしれない。
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by roki204 | 2009-02-02 19:51 | こども3号