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こども3号の告白

こども3号はしゃべるのが上手になってきた。言葉を探すように、考え考えしゃべるので、言葉と言葉の間が長く空く。話している途中で、何を話しているのか自分でわからなくならないかしらと思うほど。でも、余計な口を挟まずにじーっと待っていると、ちゃんと言葉がつながって一つの文になり、文章になる。
こないだも、夜、布団に入って電気を消してから、3号がおしゃべりを始めた。

「今日、・・・大きいばあばと、・・・じーじと、・・・カルタ、やったの」

ふーん、カルタやったの。楽しかった?よかったね。
(今日あったことを思い出して話すなんて、成長したなあ!)

「テレビ、・・・なんだっけ、しちゃったの」

ふーん、なんだっけしちゃったの。
(なんだっけしちゃったって何だろう?意味不明だけど、まあいっか。)

「ダイジョ、・・・ジーなって、・・・逃げちゃったの」

そう、逃げちゃったの。
(ダイジョ?・・・ラジオかな?ジーって音が大きくて怖かったから逃げちゃったってことか。)

それを聞いていた1号、そういえばそうだった、というふうに話しだした。

「今日、3号はすごく悪いことしたんだよ。じいじのラジオ、窓からボーンって投げちゃって、壊しちゃったの!もう電池入れても聴けなくなっちゃったんだよ!それでじいじは、新しいラジオを買いました」

ああ、そうか!「ジーなって」っていうのは、ちゃんとした音が出なくなってジーっていう音ばっかりになっちゃったってことで、怒られるのがイヤだから「逃げちゃった」ってことか!すごいなあ、3号はちゃんと話ができてたんだね。

・・・じゃなくて!
じいじの大事なラジオを投げるなんて、なんでそんなことするんだよ~。おまけに逃げちゃうなんて。まったくもう!
自分でやっちゃったことを告白したのはいいことかもしれないけれど、そんなことしちゃダメでしょと言うと、3号は反省の色もなく、おもしろがって喜んで、布団の上で飛び跳ねていた。
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by roki204 | 2008-09-26 00:55 | こども3号

こども1号の運動会

こども1号の運動会があった。小学校で初めての運動会だ。
2学期が始まってから学校では毎日練習があった。「崖の上のポニョ」のダンスは家でも練習していて、2号と私だけでなく3号も一緒に踊れるようになるくらいだった。徒競走も、「この靴だと脱げそうになるから走れない」などと言って、うちにある靴の中で一番合うものを選んだりしていた。
じゃあ1号がとても張り切っていて運動会を心待ちにしていたか、というと、そういうわけでもない。観られるのが恥ずかしいからという理由で、どちらかというと運動会を嫌がっていた。私の両親も観に来たいと言っていたのに、「絶対に来ちゃダメ!」と拒絶。仕方がないので、1号の気持ちを尊重し、両親にはあきらめてもらった。ふう。

そして当日。
かけっこの途中で立っている先生たちとジャンケンし、勝つと金メダルをもらってまた走っていけるという競走では、ジャンケンで勝ったのは一番早かったのに、その後抜かされ2番。でも、「2等賞のシールを金メダルに貼ってもらったよ!」と誇らしげにニコニコ。
綱引きでは、なにやら楽しそうにニコニコしていて、一応引いてはいるのだけれど、腰が入っていないし、力を入れているようにも見えない。負けてもニコニコ。必死の形相で綱を引き、負けたときには地団太を踏んで悔しがっていた後ろの男の子と好対照。
普通の徒競走では、私と一緒に声援を送っていたなっちゃんのママにでも気を取られたのか、走りながら余所見をして(私のほうは見なかったけど)、4番。それでもニコニコ楽しそう。
玉入れは、外側のほうから2、3個投げただけのよう。たぶん中央付近に突進していって・・・なんてことはしないし、「やめ!」の合図と同時にきちんとやめて、定位置に戻り座っていた。結果は負けだったけど、やっぱりニコニコ楽しそう。
そしてダンス「崖の上のポニョ」。本当にかわいらしく、上手に踊れていて、一番楽しそうにニコニコしていた。

そんなわけで、お昼のお弁当はほんの少ししか食べられなかったほど緊張していたし、最後は雨がザーザー降ってきてびしょびしょになってしまったけれど、とても楽しい運動会だったらしい。そうか、運動会そのものがイヤだったわけじゃなくて、観られるってことだけがイヤだったんんだ。でも、こんなに楽しそうにして喜んでいたんだもの、来年は私の両親が観に来ても大丈夫かも。
そう思ったのもつかの間、家に帰ってから、来られなかったひいおばあちゃんのためにビデオ上映会をしようということになったとき、

「1号は観ない」

一緒にばあばのうちに行って観ようよ、1人でこっちの家で待ってるの寂しいでしょ、と言ったのだが、寂しくないと言って、とうとうビデオは観なかった。やっぱり、観られるってことが生じゃなくてビデオでも相当恥ずかしくて嫌なよう。ふう。
お父さん、お母さん、こんな調子なので来年も来てもらえないかもしれないけど、ご了承くださいませm(__)m
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by roki204 | 2008-09-25 06:24 | こども1号

ヘビ

テレビでプリキュアを観ていたときのこと、敵の中でもけっこう大物のアナコンディが出てきた。ちょっと場を盛り上げてみようかな、なんて思って「プリキュアは大丈夫かな、アナコンディ強そうだよね、髪の毛がヘビだもんね」と言うと、こども2号がこともなげに言った。

2号はミミズを手で持てるよ

・・・・・・。
えーっと、ミミズを手で持てるからヘビだって怖くない、だからアナコンディだって平気、ってこと?

うん

自信満々、大威張りで言う2号。
そっか、2号ちゃんは強いね。

その数日後、庭でヘビを見かけたとこどもたちが教えてくれた。1号が「ヘビは怒って頭を上げたんだよ!」などと詳しく状況を説明してくれていたとき、2号はそのそばで即興で作った歌を歌っていた。

♪ ヘビ ヘビ ヘビって かっこわる~いな
  ワニ ワニ ワニって かっこい~いな
  ペンギン ペンギン ペンギンって か~わい~いな

翌朝、2号に聞いてみた。
2号ちゃん、昨日、ヘビの歌を歌ってたね。ヘビはかっこ悪いの?

だって裸なんだもん!

裸なんだもんって・・・・・・ワニも裸じゃない?

ワニは水に囲まれてるからいいの!

ペンギンは?

かわいいから好き~!

・・・というわけで、ヘビは裸でかっこ悪いし、ミミズみたいなもんでたいしたことない、というのが2号の見解らしい。でも、1号の話によれば、実際にヘビを見たときにはびっくりして怖がっていたそうだけどね。
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by roki204 | 2008-09-18 22:53 | こども2号

畑デビュー

家庭菜園以上、兼業農家未満、というくらい規模のうちの畑と田んぼ。今までは全然手伝っていなかったけれど、「いつかはやらなくちゃ」という気持ちが、だんだん「いつかはやりたいな」に変わってきていた。

今からさかのぼること数ヶ月、4月頃のことだったろうか。食事中の会話の中で、私は夫に向かって、じいじと同じようには無理かもしれないけれど、自分たちで食べる分くらいは野菜やお米を作りたいよねと言った。すると、1号に向かって言ったわけではないのに、ちゃんと聞いていて、ちゃんと覚えていた1号は、いつのまにかじいじに話していた。

「ママ、じいじにママが野菜作りたいんだってって言ったら、じいじが教えてやるって言ってたよ」

その頃、学校から帰ってくる1号を途中まで迎えに行き、2人で歩いて帰ってきたことがあった。1号はうちの畑のところまで来ると、「ママ、こっちから行くよ!」とさっさと入っていって近道。
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三月豆の脇をトコトコッと走りぬけ、水路を渡り、畑仕事中のじいじに「ただいま!」と挨拶。これがこの子の日常なんだな、畑仕事が特別なことでもなんでもなく、当たり前のこととしてこの子の一部になっているから、ママが野菜を作るのも当たり前のことと感じているのだろうなと、そのとき合点したのだった。

そして先週のこと。1号が「野菜を作りたい」と唐突に言い出した。実は、私もこのところやりたいことがほかにあってバタバタしていたのだが、それが一段落したので本を買ってちょっと勉強してみようかなと思っていたところだったので、ちょうどいいタイミングだった。
みんなに話すと、じいじはもちろんだけれど、ばあばたちもすごく嬉しそうだった。1号が「大きくなったらお医者さんになりたい」と言ったときくらいに喜んでくれて(今ではなりたいものはお花屋さんに変わっているけれど)、今の時期ならあれがいい、前の畑の一番いいところを1号ちゃん専用にするといい、ばあばが作った堆肥があるよ、などなど・・・。そして、最初にやるのはブロッコリーに決定。私も早速、初心者向けの野菜作りの本を買ってきた。
そして3連休。みんなで長靴を履いて畑に集合。「1号ちゃんたちはちゃんと栄養を取らないと大きくなれないでしょ。野菜も同じなんだよ」などというじいじの説明を聞きながら肥料を撒き、そこへじいじが種を蒔いて育てておいた苗を植えつけていく。植えた後は水をかけた。あれれ、苗がへたっちゃった。もう少し深く、しっかり植えないといけないんだな。ちょいちょいと直す。なんとかうまくできたようだった。
翌日は「ほうれん草をやるよー!」とじいじに誘われ、みんなで張り切ってまた畑へ。ほうれん草は種を蒔き、レタスとキャベツの苗も植えた。
ほうれん草の種はトゲトゲしていて不思議な形。そういえばほうれん草って葉っぱしか知らない。いったいどんな花が咲いてこんな種ができるんだろう? 種を蒔いた後にはわらをかぶせた。これで芽が出るの?と聞くと、雨が降ったときに種が流されないようにかぶせているもので、芽が出たら取るのだとじいじ。なるほど。

2号は1号ほどには興味がないみたい。肥料や種を蒔くのは好きだけれど(好きなのでやりすぎてしまって、じいじが「だめでしょー!」と悲鳴を上げていた)、苗を植えるのはあまりおもしろくないらしく、さっさと向こうへ行ってしまい、あとは1人でマキの実を集めておままごとをしていた。
3号は、オートバイだとちょっと音が聞こえただけでも怖がってしがみついてくるくせに、じいじの耕運機はわざわざ畑まで見に行くほど大好き。でも、作業の意味がまだわかっていないので、せっかく植えた苗を踏み潰し、蹴散らし、挙句の果てに「くちゃ取り」と勘違いして引っこ抜いてしまっていた。
1号はそれほどはしゃいでいるという感じはないのだけれど、じわーっとおもしろがっている様子。私が買った野菜作りの本も、最初に見せたときはふーんとあまり興味がなさそうにしていたのに、ふと気がつくと寝室に持ち込んでいて、「ちいさいモモちゃんシリーズ」とともに寝る前に読む本になっている。「ほら、トマトだよ」なんて、3号に読み聞かせまでしている。

というわけで、ついに畑デビューしてしまった。こうなると生ゴミ堆肥作りや、じいじが作っていないハーブやベリー類にも挑戦したくなってくる。でも、じいじが全部準備しておいてくれて、私たちはさわりの部分をやっただけ。まだまだわからないことだらけだ。
まあ、息切れしない程度にぼちぼちやっていこう。
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by roki204 | 2008-09-17 00:34 |

悪いことをしない理由

こども1号を連れて保育園のお迎えに行ったときのこと、3号の部屋で荷物をまとめていると、すぐそばにいた女の子が突然泣き出した。先生がどうしたのかと聞くと、足が痛いと訴えた後、横に立っていた3号を指差し、この子がやったと言った。
ちゃんと話を聞いてみると踏まれたということだったので、わざとではなく歩いていて間違えて踏んでしまっただけであり(それも3号ではなく、その隣にいた子がしてしまったことだったと後になって1号が話してくれた)、先生がなだめたので女の子もすぐに泣き止んでその場は収まり、私たちは帰ることにした。

帰りの車の中で、1号が

「さっき先生が、3号はそんなことしないって言ってたね」

と言い出した。泣いてしまった女の子が3号がやったと言ったときに、先生はちょっと驚いたように「え?3号ちゃんはそんなことしないでしょ?」と言ったのだ。うちではお姉ちゃんたちに実力行使することもしばしばだけれど、保育園ではやらないらしい。1号はそれをおもしろがっていた。
すると、2号が言った。

「3号はね、先生に怒られたくないからって、やらないんだよ」

どことなく批判的。3号は偽善者とでも言いたげだ。
別にそれでもいいじゃないの。怒られたくないからって理由でも、悪いことはしないほうがいいんだから。2号ちゃんだって先生に怒られたくないと思って悪いことしないんじゃないの?と私が言うと

「2号は、悪いことをしない人だからしないの!」

御見それしました・・・。

ちなみに、1号ちゃんだってうちではブーブーおならしてるけど、学校ではしないでしょ、それと同じじゃない?と1号に話を振ったら、

「ああ、それは別の話」

と、冷静にさらっとかわされてしまった。
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by roki204 | 2008-09-12 07:54 | こどもたち

エラそうなこども3号

毎度おなじみのことなのだが、お風呂から出ると、どっちが先に拭いてもらうかでこども1号と2号が言い争いを始める。こないだは、またやってるなーとほっておいたら、ジャンケンだか話し合いだかで1号が先と決まり、2人で並んで待っていた。じゃあ1号から・・・と私が拭こうとすると、1号と私の間に割って入ってきた3号が言った。

「順番!p(`ε´q)」

なんだかエラそうに言っているけど、順番を守らずに割り込みしているのはアナタですから。
でも、弟には甘いお姉ちゃんたちは快く譲ってくれた。イカンイカン、こんなことではスポイルされてしまう。せめて伺いを立てるくらいはさせないと。
3号、そうじゃないでしょ、ねーねーとバブに「先にいい?」って聞くんでしょ。

「さき、いーい?」

甘え上手な3号は、こういうときにはすっごくかわいらしくおねだりする。ちょっと首をかしげてにっこり。「いいよ」「どうぞ」と口々に言う優しいお姉ちゃんたち。
ほら3号、いいよって言ってくれたんだから「ありがとう」でしょ。

「おりこうしゃん!」

やっぱりエラそうな3号なのだった・・・。


さて、翌日のこと。

「順番!アルがたいしょ!p(`ε´q)」(アル=自分のこと、たいしょ=最初)

またしてもエラそうに言う3号。イカンイカン、毎日譲ってもらっていてはスポイルされてしまう。「今日はねーねーたちが先だよ」と言い聞かせ、1号たちを先にやることにした。そうは言っても、1号と2号は拭き終っても「3号が終わったら一緒に行こうね」と待っててくれたのだけれど。順に拭いて3号も終わったとき、両側に立っている1号と2号の背中に手を置いて3号が言った。

「みんな、行くよ!」

どこまでもエラそうな3号なのだった・・・orz
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by roki204 | 2008-09-08 22:43 | こども3号

ヒヨコのにおい

そろそろ寝ようかという真夜中ごろのこと、

「ヒヨコのにおいって知ってる?」

夫の唐突な質問。
ヒヨコのにおい?知らないなあ。

「うちで昔、鶏を飼ってたのは知ってるよね。鶏がまだ小さいヒヨコのときは、このくらいの大きな箱の中にいっぱい入れておくんだよ。上にはむしろをかけて、電球を2つ3つぶら下げて暖めて。ヒヨコがかわいいから、よく蓋を持ち上げて中を覗いてたんだよね。そうすると、ヒヨコのにおいがするんだよ」

そして夫は、こどもたちが眠っている寝室のふすまを開けて言った。

「これと同じにおいなんだよ」

夫も言うように、くさいとか嫌なにおいとかいうのではない。うまい表現が見つからないけれど、まあ要するに、暖かくて小さくてかわいいもののにおい。
「なつかしいなあ」と夫は鼻をクンクン。へー、こんなにおいなんだ、と私もクンクン。

暑くて窓を開けて寝ていた頃には気づかなかったヒヨコのにおい。部屋に敷き詰めた布団の上で、あっちこっちに転げ回って散らばっているこどもたちを、ゴロンと転がして自分の寝場所を作りながら、夫は「ヒヨコ」と愛しそうに笑っていた。
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by roki204 | 2008-09-03 06:31 | 家族