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学校のアンケート

こども1号の小学校で、アンケートがあった。学校や教育ということに関しては思うところはあるが、このアンケートはそういうことを聞いているのではなく、「子どもは学校を楽しんでいるか」、「家庭学習をしているか」など、20ほどある項目について4段階で回答するほか、良いところ・改めたいところなどの自由記述欄があった。
そして先日発表された結果ではほとんどの項目が私の予想よりも高く評価されていた。夫と私もそこそこの良い評価で回答しておいたのだけれど(地元の役員をやっている夫は地域の行事にあんまり協力的ではないという文句は言っていたが)、なんとなくみんながこどもたちを暖かく見守っているという雰囲気があるのは嬉しい。
ただ、ちょっと意外な結果もあった。私が良いところとしてあげた「異学年の交流」をあげた人が数人しかなく、これまた私が高く評価をした「あいさつ」、「交通ルール」を改めたいところとしてあげた人がかなり多かったのだ。あれ、そんなものかな・・・?

それから数日後の朝の出来事。
いつもは1号を送っていく夫が早く出かけなければならなかったので、私が車で送っていった。途中、雨が降る中、1号と同じ登校班の2人の兄弟が歩いているのを見かけ、気になったけれど、後ろから車が来ていたのと、少し慌てていたのとで止まれず、そのまま追い越していってしまった。学校まで行って1号を送り出し、家に戻る途中、まだその兄弟はさして急ぐでもなくてくてく歩いていたので、声をかけ、学校まで送っていくことにした。
「ありがとうございます」
少し照れくさそうではあるが、礼儀正しくお礼を言ったお兄ちゃん。そして、学校へ続く狭い道の手前で
「ここでいいです」
そして、またお礼をきちんと言った後、ほかの車に気をつけながら道路を横断し、こちらにおじぎをしてから歩いていった。

実はこのお兄ちゃん、弟くんが1号たち低学年の女の子をからかうようなことをしたときも、弟くんをたしなめ、「また何か悪いことしたらオレに言ってね」と言ってくれたことがあったのだと1号に聞いたことがある。しっかりものの頼れる兄貴なのだ。
対する弟くん、いたずら坊主ではあるが、以前、ばあばが1号のお迎えのときに連れて行った3号を見て、
「そら豆みたいに大きな目をしたこの子は誰?」
とニコニコしながら聞いてきたという、詩的センスと人なつっこさの持ち主。1号たちのことをからかったというのも、1号は嫌がる様子もなくおもしろがって話してくれたので、ちょっとした悪ふざけだったのだろう。そして今日は「いらないからあげる」と言って、自分で作った指輪を1号にくれたそうだ。

この兄弟をはじめとして、あの小学校で私が知っている子は、全児童の中の1割にも満たないだろう。それでもやっぱり、「あいさつ」、「交通ルール」、「異学年の交流」は高く評価したいなと思った。
by roki204 | 2008-12-04 23:47 | ひとりごと
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