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お花見

毎年恒例のお花見のため、今年も東金の八鶴湖に行ってきた。土曜日に行ったら、暖かく、花もちょうど見ごろだった。それはよかったんだけど・・・

いろいろな屋台が出ているなかで、金魚すくいやスーパーボールすくいなど、こどもたちにとっては魅力的なものがいっぱい。「どれか一つはやらせてあげるよ」とはじめから約束しておき、1号と2号は宝石すくいを選んだ。宝石と言っても、ハートやミッキーの形をしている大きいビーズのようなもの。それを小さいお玉ですくうのだけれど、少しでも多く取ったほうが得!みたいな考え方をしないこどもたちなので、ちょこっとしかすくわなかったら、店のお兄さんがサービスと言って余計に入れてくれた。1回で300円もするので少しサービスしたってお兄さんはぼろもうけだろうが、そんなことは知らないこどもたちは「お兄さんがサービスっていっぱいくれたの♪」ととても嬉しそう。私も「よかったねー」。
そこまではよかったんだけれど、1号は何か勘違いしていたようで、宝石すくいのほかにもう一つ何かできると思っていたのだ。「一つだけっていう約束だったでしょ」と言うと、がっかりした様子。なんだかかわいそうになってしまったが、ここで甘やかしてもう一つ、というわけにもいかない。1号はそのままあきらめたけれど、宝石すくいをやる前に、もう一度ちゃんと「一つだけ」って確認しておけばよかったね。

2号が一番楽しみにしていたのはチョコバナナ。私には全然おいしそうに見えないのだが、2号はチョコバナナしか目に入らず、ずーっと「チョコバナナは? チョコバナナ買ってくれる?」と繰り返していた。いざ買うときになって2号が選んだのは、見るからに毒々しいチョコバナナの中でも一番スゴイ水色のもの。待ってましたとばかりに嬉しそうにパクパク食べ始めた。横で見ていた1号もほしくなってしまったが、少し分けてあげなよと言ったって聞き入れそうもない。しかたなく1号にも買ってやった。
そこまではよかったんだけれど、しばらくすると「もういらない」と悲しそうな顔で2号が言った。お腹いっぱいなのかと聞くと、力なく首を横に降り、「水色は好きじゃなかった」。どうやら口に合わなかったらしい。そっかー、残念だったね、楽しみにしてたのにねと慰めても、かなりがっかりした様子の2号。来年は普通のチョコレートのチョコバナナにしようね。

少々残念なことがあった姉二人を尻目に、絶好調ではしゃぎまくっていたのは3号。ジュースを見つけて「むー、むー!(飲むという意味)」と騒ぎ、フライドポテトをたいらげ、お腹がいっぱいになったらそこらじゅうを歩き回り、柵によじ登ったり、大きな犬に話しかけたり・・・。最終的には疲れて眠くなり不機嫌になって、抱っこしても暴れて、しばらくしておさまったと思ったら眠ってしまっていたので、存分に楽しめたことと思う。(っていうか、これだけ手を焼かせておいて、楽しくなかったとは言わせない!)

はじめに八鶴湖に着いたとき、3号に「去年も来たの覚えてる?」と聞いたら、「うん」と言っていた。3号はわからないときはいつも「んー?」と言うので、「うん」と言うときはほとんどの場合、ほんとにわかっている。だから、ひょっとしたらほんとに覚えているのかもしれない、なんて思っていた。今年のお花見のことも来年まで覚えているかもしれないけれど、ほとんど見ていなかった桜のことは、覚えていないんだろうな。1号も2号も、宝石やチョコバナナが気になって、桜どころじゃなかったしね。
私たちがゆっくり桜を眺められるのは、何年先のことになるのやら・・・。
by roki204 | 2008-04-01 00:01 | 家族
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