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ヘルパンギーナ

こども3号が熱を出した。夏風邪からくる気管支炎、という診断だったが、夏風邪と言うのはヘルパンギーナのことだったらしい。
ヘルパンギーナはウイルスによる夏風邪の一種。高熱とのどの奥にできる水泡が特徴で、のどがとても痛むそうだ。そのため、赤ちゃんだとよだれが多くなったり、指を口に入れるしぐさやったりする。
熱が出始めてすぐに病院へ連れて行ったので、そのときにはまだ水泡が出ていなかったんじゃないかと思う。後から保育園の先生に流行っているという話を聞いて、本を見てみたら3号の症状にぴったり当てはまったので、たぶん間違いないだろう。熱は2~3日で下がり、のどの痛みも1週間ほどで治るので、痛みのせいで食欲が落ちることもあるが、脱水症状にならないように水分を取れていればそれほど怖い病気ではないらしい。
それなら3号は心配ない。なにしろ、すごい食欲なのだ。ここのところ、よく食べるようになったなーと思っていたのだが、熱が出てからも食欲が落ちていない。食事のときもしっかり食べるし、母屋でのお茶の時間にお菓子も食べ、それだけで足りずにさらにうちに戻ってきてから赤ちゃんせんべいも。もう少しほしいな~というふうにせんべいの入っている戸棚を開けようとしていたけれど、もう食べすぎだろうと我慢させた。
その後で熱が40度まで上がってしまったときは、さすがに元気がなくなり、機嫌も悪くなって、夕食は食べられなかった。あまりにも熱が高いので、私も不安になり、少しでも熱を下げなくちゃと解熱剤を使ったほか、うちわであおいだり、おしぼりで体を拭いたりしてみた。そんなことをしていたら、映画「シティ・オブ・エンジェル」の冒頭シーンを思い出した。ニコラス・ケイジ扮する天使がある家に入ってくる。女の子を迎えに来たのだ。母親は気も狂わんばかりに、娘を助けようとしているのだが、もう手遅れ。記憶があいまいなのだが、たしかその中で、母親が娘の熱を下げようとして水風呂に入れていたのだ。そんな無茶なと当時は思ったけれど、今は気持ちがわかるなあ・・・。
でも、しばらくすると熱が下がってきて、ぐずるのをやめ、立ち上がったり、歩いたりし始めた。もうしばらくすると、1号に遊んでもらって「アハハ」と笑ったりし始めた。またしばらくすると、なんと、ご飯を食べたいと言い始めたのだ。結局、ご飯も食べられずにぐったりしていたのは2、3時間ほど。ぐったりしている最中には、とても長く感じられる時間だったけれど、過ぎてしまった今となっては、回復早すぎ!と笑ってしまう。
その翌日も、熱はまだ平熱よりは高く、のどの痛みも残っているようで、よだれをたらしていたし、指を口に入れたりもしていた。それでもちゃんと食べているというだけで、不安な気持ちはかなり小さくなった。
私は子どもの頃は食が細くて、病気のときはもちろん、元気なときでもあまり食べたがらず(お菓子はよく食べていたけれど)、なんとか食べさせようと苦労したと父が言っていたことがある。親不孝な子だったなあと思う。(お父さん、お母さん、これからは親孝行のつもりでたくさん食べるので、おいしいものをごちそうしてくださいm(__)m)
親孝行な3号は、4日間ほどですっかり治って元気になった。
by roki204 | 2007-08-12 16:13 | こども3号
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