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こどもたちの成長を感じたとき

こども2号が一人でピアノを弾いていたとき、「お茶だよー!」とじいじに呼ばれた。「ママ、お茶だって」と言う2号に、お皿を洗っていた私は先に行くように言った。皿洗いを終えて、さて私も母屋へ行くかと思ったとき、ピアノを片付けなくちゃと気がついた。2号のことだから、どうせそのまま出しっぱなしに決まっている。そして見に行ってびっくり! ちゃんとスイッチを
切って、ふたも閉めてあったのだ。
普通の4歳だったら当たり前のことかもしれないし、少なくとも1号はそのくらいの年頃にはちゃんとやっていた。でも、2号は片付けるということがほとんどまったくできないのだ。しかも、「食べるの大好き、お菓子大好き、お茶の時間とデザートが何よりも楽しみ♪」な2号が、「お茶だよー」とじいじに呼ばれたというのに、私に「片付けなさい」と言われたわけでもないのに、ちゃんとピアノを片付けたのだ。成長したなあ、と感動。
これは、2号がとびひになり、保育園を休んでいた日のことだった。1号と3号は保育園に行っていたので、2号は一人。ちょうど1年前に「いつも一緒」で書いたように、1号がいないと一人で遊んでいられずに機嫌が悪くなる2号。またそうなったら嫌だし、1号も2号も2人一緒でなければ保育園に行きたがらない。お姉ちゃんたち2人は休ませて3号だけというのも・・・というわけで、今までは誰かが調子が悪ければ三人とも休ませてしまっていたのだけれど、そんなことを何日も続けていられないし、せっかく保育園に慣れてきた3号の生活のリズムをあまり崩したくない。そこで久しぶりに2号が一人で家にいるという状況だった。
遊んで、遊んでとまとわりつかれるかな、と覚悟をしていたのだけれど、意外なことに一人で遊べている。黙々とピアノを弾いたり、外で砂遊びをしたり。私も外に出て洗濯物を干したり、草取りをしたりしていたのだけれど、ときどき「お花とっていい?」などと言いに来るだけで、ずーっと一人で遊んでいた。そして1号の自転車にも挑戦。10センチくらいは進んだようで、「ママ、乗れたよー!」と喜んでいた。いつの間にか、いっぱい一人遊びができるくらい成長していたんだね。
まあ、その感動も冷めやらぬうちに、お昼近くには今までどおり「1号ちゃんのお迎えは?」と繰り返すようになり、ピアノ以外の遊んだものもやりっぱなしの出しっぱなしになっていたけれど。

1号の成長を感じるようなできごともあった。
出かける夫を駅まで送って行ったときのこと、電車の時間より少し早めに別れ、こどもたちと私は別の用事をすませてから帰ろうとして、駅前を通りかかった。そのとき、ちょうど夫が乗る電車が駅に入ってきたところだった。お父さんはあの電車に乗るんだからまだ駅にいるはずだよ、どこにいるか見えないけどバイバイしようね、と私はこどもたちに言った。すると1号、
「なんでバイバイしなきゃならないの?」
・・・・・・。
いや、確かにさっきちゃんとバイバイしたし、今はどこにいるのか見えないけどさ。でも、ちょっと前だったら、喜んで「バイバ~イ!」ってして、「今、お父さん、見えたよ! あそこに立ってたよ!」なんてホントは見えちゃいないだろうに言ってたじゃないの。成長したってことなんだろうけど、それじゃあちょっと寂しいぞ。

さて、3号はどうかと言うと、保育園に通い始めて4週間。そのうち3分の1くらいは休んでいたけれど、確実に慣れてきている。はじめのうちは、玄関に入る頃から私の腕をギュッと掴んで泣きそうになっていたけれど、だんだんギュッとするのが、部屋に入ってから、荷物を全部置いてから、先生に抱っこされそうになってから・・・という具合に遅くなっていた。そして、ついにギュッとすることもなく、先生に抱っこされ、その後すぐに下へ降りてオモチャで遊び始めたのだ。私が部屋を出て行こうとしても、気がつかずに夢中になって遊んでいる。声をかけずにそっと出て行くべきか、ちゃんとバイバイをするべきか、ちょっと迷った。結局、出て行きしなに振り返りながらバイバイと手を振ってみた。すると、3号は気がついて顔を上げた。


あっ、バイバイしてる・・・!!

3号はちゃんと私の顔を見ながら、小さく手を振っていた。表情は、にこにこではないけれど、泣くわけでもなく、普通の顔。ママは行くんだよね、ぼくはここで楽しく遊んでるねと言っているようにも見えた。3号も成長したね。
by roki204 | 2007-07-30 22:26 | こどもたち
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