ピアノのレッスン

まだ早いんじゃないかという意見もあったのに、父が頑として譲らなかったために、両親からピアノをもらったのはこども1号が生後3ヶ月のときだった。その頃はさすがに何もできなかったけれど、少し大きくなると、こどもたちはドレミもわからないのに歌いながら適当に弾いて遊ぶようになった。好きなように遊ばせておけば、そのうち自分から習いたいと言うだろうと思ってやらせておいて、早く習えばいいのにという私の気持ちはなるべくこどもたちに悟られないようにしてきたつもりだ。

去年、1号が保育園の年少になったとき、同じ年の友達が数人ピアノを習い始め、1号はそれをうらやましそうに話していた。うらやましそうにしていたのは、ピアノを習っていること自体よりも、レッスン用のかわいいバッグを持っていることや、レッスンノートにシールを貼ってもらえることだったけれど、きっかけはともかく、やりたいという気持ちがあるならやってみればいいと思い、1号にもそう言ったのだが、年中になってからやりたいとずっと言い続けていた。理由はわからないけれど、1号なりに考えて出した結論だったのだろう。何ヶ月もその考えは変わらず、いよいよ年中に進級するというときにもう一度確認すると、やっと「習いたい」という答えが返ってきたので、1号がはじめから言っていたとおり、年中になってから始めることにしたのだ。
そして、初めてのレッスン。教室に入ることが決まってから3週間くらい、嬉しくて嬉しくてしょうがないという様子で、ずっと楽しみにしていた1号。かなり人見知りをするので、先生とすぐに打ち解けられるかどうか、私は心配していたのだけれど、大丈夫だったようだ。帰ってきてから、どんなことをやったのかとか、先生の名前とか、優しい先生だということなどをたくさん聞かせてくれたので安心した。レッスンノートには先生からの連絡が書いてあり、それにも1号がレッスンを楽しんでいた様子が書かれていた。
ノートにはなるべく毎日練習するようにとも書いてあったので、翌日、レッスンでやったことをやってみせてと言ったら、1号は喜んでピアノを弾き始めた。すると、2号も隣に座り、「♪灯りをつけましょ ぼんぼりに~」と季節外れの歌を歌いながら適当に弾き始めた。1号は、そんな2号にレッスンで習ったことを教え始めたが、2号は自分の弾きたいように弾き続け、1号もやがて「もうドは覚えちゃったから飽きちゃった!」と。
そりゃそうだよね。初めてのレッスンで習ったのは、「真ん中のド」「高いド」「低いド」だけ。その3つの音だけじゃ、練習したってすぐ飽きちゃうし、2号だっておもしろがってくれないよね。今はまだ「練習」よりもめちゃくちゃに弾いていたほうがおもしろいだろうからそれでいいけれど、きっとすぐにいろいろな曲を弾いて楽しめるようになるよ。そして、いつかはママの好きなショパンの練習曲やスケルツォを弾いてほしいけれど、あんまり期待しすぎないようにママは気をつけないといけないね。
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by roki204 | 2006-04-16 16:53
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