夕食のとき、こども3号が食べ物を手でぐちゃぐちゃにしたりして遊んでいたので、「食べ物をおもちゃにしちゃダメ。ちゃんとお行儀よく食べなさい」と注意した。でも、やめない。何度か注意したのに、余計におもしろがっているようでやめない。これはイカン。「食べ物を粗末にする人にはもう食べさせません」と言って、お皿もお茶碗もスプーンも取り上げてしまった。
しまった、やりすぎた、とは3号も思ったのだろう。私に怒られてショックを受けていた。だからと言って、素直に謝るのも悔しい。泣きだすことも、謝ることもしないで、黙ったままいじけている。 すると、隣に座っていた2号が慰め始めた。甘~い猫なで声で話しかけ、なんだか嬉しそうに張り切っている。 2号「どうしたの?ママに怒られちゃったの?そっかぁ~、それで悲しくなっちゃったの~」 3号「・・・・・・(´・ω・`)」 3号は、聞いているのか聞いていないのかわからないような表情で、黙ってうつむいたまま。 2号「でも、食べ物をおもちゃにしちゃいけないよね~。ママにごめんなさいしないとね~。黙ったまんまじゃママと仲直りできないよ」 3号「・・・・・・(´・ω・`)」 それでも黙っていた3号だが、だんだん2号のほうへしなだれかかっていった。 あら、微笑ましいこと。でも、ここで私が厳しい表情を崩してはいけない。 2号「ほら、クマちゃんも一緒にごめんなさいしてくれるって言ってるよ。ね?ごめんなさいしてごらん」 2号は、3号のトレーナーの左胸についているクマちゃんのワッペンを指差して言った。 クマちゃんも一緒って、なんじゃそりゃ?おかしくて笑いそうになったが、もうしばらく怒った顔をして、母の威厳を保たなくては。我慢、我慢。 そして・・・ 「もうしましぇん」 やっと、3号が私のほうを向いて謝ったので、私もほっとした。よしよし、もういいよ、ちゃんとお行儀よく食べるんだよ、と言って、お皿やお茶碗を3号の前に置いてやった。 すると3号は、おもむろにトレーナーについているクマちゃんの頭のあたりをつまんで下のほうへ引っ張り、 「ごめんなしゃい」 ほんとにクマちゃんに一緒に謝ってもらってる! ( ゜з゜):;*.':; 私もこらえきれずに吹き出して笑ってしまった。あーあ、もうしばらくエラそうな顔をして余韻を残そうと思っていたのに。 そんなわけで、助言した2号と、それに素直に従った3号のおかげで、みんなで笑っちゃって、めでたしめでたしだった。
by roki204
| 2009-01-09 00:22
| こどもたち
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